歯石には2種類あるって知っていますか?それぞれの違いをご紹介します

みなさんこんにちは!

武蔵小杉にある「新丸子うららか歯科」です。

 

虫歯や歯周病・口臭の原因となりうるのが歯石です。中でも歯周病の進行には歯石の付着量が大きく関係しています。

歯石には2種類あります。それぞれの違いを知ることで、みなさんの歯周病予防への意識が高くなると思いますので、ご紹介していこうと思います。

 

  • 歯肉の上か下かで名称が変わる

歯と歯肉の境目よりも上(歯冠側)にある歯石を縁上歯石といいます。それに対して、境目よりも下、歯肉に隠れたところにある歯石を縁下歯石といいます。歯石の付着部位で名称が異なるのは面白いのではないでしょうか。

 

  • 歯石の違い

縁上歯石は比較的簡単に取れます。軽度の歯周病の場合は、縁下歯石も少なく、縁上歯石を取り除くだけで治療が済むことも多いです。

一方、縁下歯石は歯に強固に付着しているため取り除きにくいです。歯周病が進み歯周ポケットが深くなると、縁下歯石がたくさん付着してしまい、そこに溜まったプラークは歯ブラシも届きにくく残りがちになります。結果として歯周病の進行をさらに早めてしまいます。

 

歯石はブラッシングでは取り除くことはできません。縁下歯石が溜まらないうちに、定期的に歯科医院でクリーニングして、歯周病を進行させないようにしましょう。